ブランドの顔・スーパーモデル

1980年代後半以降、ファッションモデルの一部がスター化し、「スーパーモデル」と呼ばれるように
なりました。

この中には、リンダ・エヴァンジェリスタ、クリスティ・ターリントン、ナオミ・キャンベルの
「トリニティ(三位一体)」というトップ中のトップの待遇を受けるモデルがいて、そこに
シンディ・クロフォード、クラウディア・シファー、ケイト・モスを加えた6人は、
「ビッグ6」と呼ばれました。

また、オランダのブロンド美女カレン・マルダー、デンマーク出身のヘレナ・クリステンセン、
ドイツ人とパキスタン人のハーフでエキゾチックビューティの象徴とされるヤスミン・ゴーリ、
サルコジ現大統領夫人カーラ・ブルーニらがスーパーモデルとしてパリコレを初めとした
ファッションシーンに君臨し、並のスター以上の扱いを受け、絶大な人気を博しました。

彼女たちはみな一同に、グラマラスビューティの象徴とされ、その完璧な美貌とスタイルで
世界中の人々を魅了しました。

そして、「元祖スーパーモデル」とされるフランス人モデル、イネス・ド・ラ・フレサンジュは、
シャネルと独占契約をしたことでも話題になりました。

80年代から90年代のパリコレの歴史を振り返っても、彼女たちなしでは何も語れないくらい、
その存在は大きなものであり、また時代の象徴として今尚人々の記憶に残っています。

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