クロード・モンタナ(Claude Montana, 1949年6月29日~)

クロード・モンタナは、常に時代を彩る女性の擁護者になり、女性の意思を表現した服を
作り続けています。

ファッションの都パリで、布を扱う会社を経営する親元で裕福に生まれ育ちました。

彼の布への親しみ、更にはファッションへの興味は、生い立ちから来るものとも
言えそうです。

大都会パリで育ったことで、却って野性的なものに惹かれるようになったといいます。

大学で哲学と仏文学を学んだ後、ロンドンに移住。

そこで、生活費を稼ぐために粘土細工のアクセサリーを作り、その作品がヴォーグ誌で
取り上げられたことで、彼の名前が知られることになりました。

これが、ファッションデザイナーになる、大きなきっかけになったのです。

複数のメゾンで下積みをしたあと、1979年に自身のメゾン「クロード・モンタナ」を設立。

彼はプレタポルテのデザイナーとして知られていますが、ランヴァンからオートクチュールを
発表したこともあります。

モンタナは、フェミニズムの台頭と共に、たくましく生きる女性たちの姿を洋服で
リアルに再現しようとしました。

また、女性のたくましさを表現するために、わざわざ長身モデルを使うことにし、
以後それがファッション業界の主流になりました。

彼の時代にマッチした洋服に対する価値観と洋服そのものは、すぐに受け入れられる
ようになり、現在ではスペインに居住地を構えつつ、引き続きファッションデザインを
続けています。

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