クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin, 1964年1月7日~)
今や世界中のセレブが憧れるシューズブランドになったクリスチャン・ルブタン。
その商業主義とはかけ離れた、徹底したモノ作りへのポリシーと美しい靴は、世界中の憧れの的となっています。
ルブタンは、鉄道車両の内装を手がける職人を父に持ち、それなりに豊かな生活をしていました。
ある日美術館で、「細いヒールの靴は床を傷つける為に禁止」という張り紙を見て、そこから
「女性のヒールとはどんなものだろう?」と考えたのが、シューズデザイナーになるきっかけとなりました。
彼は、ディオールのシューズデザイナーだったヴィヴィエ氏の本を取り寄せ、それを読破したときに、
「天職はこれだ」と確信したそうです。
ヴィヴィエ氏の本には、女性にとっての靴とは何か、ということについて、ありとあらゆることが
書かれていました。
そこから、女性の足を美しく見せること、更に、一つ一つを丁寧に作ることにこだわりを持つように
なったものと思われます。
ルブタンは創業して15年以上経ちますが、いまだ7店舗しか構えていません。
従業員は売り子も含めて35人。
美しいモデルを使った広告も全く出していません。
常に顧客に近い目線で、顧客に愛される靴作りをするには、全て自分でやるというのが、彼のポリシーです。
そして、ルブタンの靴を履く女性は皆幸せな気持ちになれます。
まさに「シンデレラの靴」職人と呼べるでしょう。