ジャン・ポール・ゴルチェ(Jean Paul Gaultier, 1952年4月24日~)

日本でもお馴染みのデザイナーである、ジャン・ポール・ゴルチェ。

彼のキャリアは、ピエール・カルダンのもとで始まりました。

そして、1976年に初めて自身のコレクション「Jean Paul Gaultier」を発表し、それ以来、
第一線での活躍を続けています。

最初はプレタポルテのみを発表していましたが、1997年にはオートクチュールもスタートさせ、
更に2003年~2010年までは、エルメスのデザイナーも兼任していました。

時代の寵児が伝統的なブランドを手がけるとは、誰も考えていなかったことでしょう。

ゴルチェの作る洋服は、実に奇妙で、パンク、ボンテージスタイルと古典的なスタイルを
組み合わせたような印象です。

頭にあるものを様々に組み合わせた結果、今までには全くない、新しくて斬新なものを
世に輩出することになったのでしょう。

そして、ショーでは、老人や太った女性を使うなど、ここでも独自の感性を発揮し、
常に賞賛と批判の両方を浴びています。

現在でも、ゴルチェは「ファッション界のバッド・ボーイ」と呼ばれているのです。

その彼を慕う人は決して少なくなく、主に歌手がステージ衣装としてゴルチェの作品を
選ぶことが多くあります。

マドンナ、カイリー・ミノーグや日本のTHE ALFEE(アルフィー)の舞台衣装を
手がけたこともあり、その挑発的な感性を愛する人が多くいることを窺わせます。

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